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耳の病気

 耳は、鼓膜より外を外耳、鼓膜より内側の鼓室を中耳、骨の中に存在する内耳にわけられます。(図1)


図1


1.中耳の病気

中耳炎は、病気の状態や時期により、急性中耳炎、慢性中耳炎、滲出性中耳炎、真珠腫性中耳炎などに分けられます。急性中耳炎は乳幼児に起こりやすく、5~6歳までに1度は経験することが多いと言われています。小さな子どもは耳の痛みや不快感を訴えないことがあるので、耳を気にしている様子が見られたら、早めに診察を受けましょう。


● 急性中耳炎


図2


図3


図4


図5


図6


図7


図8


図9


図10


図11

中耳は、耳管によって鼻の奥につながっており、これを通じて鼻や咽頭の炎症をおこした細菌やウイルスが中耳に入ると、中耳の粘膜にも炎症を引き起こすことがあります。子供から大人まで、風邪をひいた後になりやすく、鼓膜が赤くなったり、中耳に膿が貯留したりするのです。

よくあるのは、風邪がようやく治ってきたな、と思っていたら、子供が、夜中、耳が痛いといって泣き出した、というケースです。症状としては、ズキズキするような耳の痛み、発熱、耳だれ(耳漏)、耳がつまった感じ、などがあげられます。乳児などでは痛みを訴えられないために、機嫌が悪くなってぐずったり、しきりに耳に手をやったりします。

診断にあたっては、耳鼻咽喉科医が鼓膜を見て、図2にみられるように鼓膜が赤かったり、腫れていたりすることを確認します。また、図3のように鼓膜の奥に膿が溜まっているのが観察出来ることもあります。軽症の場合は点耳薬と痛み止め、鼻水が膿性であればその重症度に応じて、抗生物質などの内服を行います。初めて、耳が痛いといって、お子さんが激しく泣いた時などは先ず、痛みを止めるために消炎鎮痛剤(アセトアミノフェンなど)を使用し、冷やしてあげると落ち着きます。その上で、翌日耳鼻科を受診するといいと思います。

膿が溜まって鼓膜の腫れのため痛みが強いときや、高熱が続くときは鼓膜を少しだけ切開して、溜まっている膿を排出することもあります。当院では、重症であると判断した場合、乳幼児であってもしっかりと局所麻酔をして痛みをとった上で切開し、症状の軽減をはかるようにしております。

大人の場合、子供同様点耳や内服で軽快することもありますが、炎症が長引くこともあります。まれには内耳炎を併発し、めまいや耳鳴を伴うこともあります。

成人の場合、聴力検査を行い、中耳の膿の貯留以上に聴力が低下しているのであれば、速やかに鼓膜切開による膿の排出を行う必要があります。さらに、症状に応じて、点滴などの追加治療を行うこともあります。


● 滲出性中耳炎

鼓膜の奥の中耳腔に滲出液が溜まる病気です。耳と鼻の奥をつなぐ耳管の働きの低下や、中耳粘膜の炎症が長引くと、粘膜からの滲出液が中耳腔に溜まるようになると考えられています。耳管は、鼻の奥に開口しますので、開口部をふさぐような障害物が原因となることも多いです。子供では、上咽頭にあるアデノイド(咽頭扁桃)と呼ばれるリンパ性組織が肥大しがちで、滲出性中耳炎を起こしやすい状態となっています。また、アレルギー性鼻炎により鼻の粘膜が肥大していたり、慢性副鼻腔炎で常に鼻漏がある状態でも起こりやすくなります。大人では、耳の閉塞感、聴力低下などでの自覚症状で来院されますが、子供では、聞き返しが多く、テレビを前の方でみている、などから気が付かれることもあります。

診断は耳鼻咽喉科で鼓膜の状態をみて、さらに専門的な検査の結果を行います。図4にお示しするように鼓膜を通じて暗褐色や黄色い液体をみることができます。聴力検査や鼓膜の動きの検査によって、病気の程度がわかることもあります。

治療は、まずは、原因となっていることが多い鼻症状の改善をめざします。一般的には3か月をめどに、内服や耳管を通じて空気を通すなどの治療を行います。そうした治療によっても滲出液がなかなか抜けない場合は、鼓膜切開を行います。何度も鼓膜切開をすることになる場合は、患者さんの負担を考え、小さなチューブを鼓膜に留置することもあります。筆者は多くて3回までは鼓膜切開で対応しますが、それでもすぐに再度貯留をきたすのであれば、鼓膜チューブを留置した方がよいと考えています。当院では、乳幼児であってもご家族さまの了解を得ましたら、しっかりと局所麻酔をして痛みを感じなくした上で行うようにしています。鼓膜チューブを留置した状態を図5に示しました。

滲出液を伴うだけでなく、鼓膜が鼓室の壁に癒着するようになってくることがあります。これは、鼻閉が続いた状態で、お子さんは鼻がかめないことが多く、結果として鼻啜りをすることになり、鼓室内が陰圧になるためと考えられます。この状態の鼓膜を図6に示しました。この状態になると、病気の状態としては滲出性中耳炎よりさらに進行した段階である真珠腫性中耳炎へ向かう一歩となることがあるので、早期に鼓膜チューブを留置することがあります。鼓膜チューブの挿入により、耳管を通らない換気が可能になり、鼓膜の内外の圧力は等しく保たれ、滲出性中耳炎が軽快します。


お子さんが滲出性中耳炎と診断されたときに、鼓膜切開や鼓膜チューブ留置を極端に嫌がる親御さんがおられます。これは、お子さんが大変に痛い思いすることや、鼓膜に穿孔を残す危険性を考えてのことと思います。痛みは、麻酔をしっかりすることでほとんどなくすことができます。ただ、耳元で大きな音がすることが怖いのは事実なので、理解してもらえる場合はしっかり話をする必要があります。どうしても怖い場合には、全身麻酔でチューブを入れることもあります。

鼓膜チューブ留置や鼓膜切開で鼓膜穿孔を残す可能性はゼロではありませんが、鼓膜チューブ留置をしても多くの場合、自然に穿孔は閉鎖し(チューブは脱落し)、むしろ、チューブが残っていてほしいのに、再度切開を必要とする場合が多いです。一方で鼓膜チューブ留置を行わないと、多量の貯留液のために、中等度難聴になり言葉の習得に弊害が出たり、癒着性中耳炎から真珠腫性中耳炎になるなど、もっと厄介なことになる可能性もあるのです。そうしたことから、当院では、必要に応じて鼓膜チューブ留置を行い、中耳炎が改善し抜去することになったら、穿孔が残らないように工夫をすると同時に、万が一穿孔が残っても比較的簡単に穿孔閉鎖を行うことにしています。


● 慢性中耳炎

慢性中耳炎はいくつかの状態の総称としてよいのですが、一般的には急性中耳炎の炎症により、鼓膜に穴が開いたままになり、耳だれ(耳漏)を繰り返す状態を示していると考えます。耳漏が出ている場合、耳をきれいに清掃し、内服を行います。図7のように鼓膜に穴があいていると、耳に水が入ったり、風邪をひいたりすると耳漏を繰り返します。耳漏を繰り返していると、年齢とともに、内耳も障害されていくことが多いです。滲出性中耳炎で鼓膜チューブ留置がある一定期間されていると、中耳の粘膜の炎症が落ち着き、治癒の方向に向かいます。こうした状態で大人になって鼓膜穿孔が残存した場合は、穿孔を塞ぐ手術を行った方がよいと考えます。


● 真珠腫性中耳炎

真珠腫性中耳炎は、子供でも大人でもなることがありますが、多くの場合、小さい頃に滲出性中耳炎を繰り返し、その治療が不十分であったり、また、鼻炎があり鼻啜りの癖があるなど、耳鼻科疾患と関係の深い方がなる可能性が高いです。真珠と名称はきれいですが、上皮という鼓膜の外側にあるべき部分が内側に入り込むように進展する病気で、角化物の塊(いわば入り込んだ耳垢)が形成され、周りを破壊しながら進展していきます。大きくわけて、「上鼓室型」といわれ、鼓膜からみて上方の部位に図8のようなポケットを形成し進展していくタイプと、図9のように癒着性中耳炎があり、鼓膜の後中央から進展していく「緊張部型」があります。また、図10のように鼓膜穿孔の辺縁から上皮が入り込んで真珠腫を形成するケースもあります。鼓室の周囲は、内耳に三半規管、蝸牛とめまいや聴力の器官と顔面神経、さらに上方には、頭もあるため、聴力の低下や、めまい・顔面神経麻痺をおこしたり、頭に進展すれば髄膜炎をおこすこともあります。この状態を完全に治すためには、ほとんどの場合に手術が必要になります。

まれではありますが、先天性真珠腫といって、幼少時期に中耳炎にかかったことがないにもかかわらず図11のように白い真珠腫塊が鼓膜を通じて透けてみえ発見されることもあります。


2.外耳の病気

外耳炎とは、耳介(外側に出ている耳)と鼓膜までの外耳道を合わせた外耳(言わば、耳と耳の穴)に、炎症が発生する病気のことです。外耳炎の原因は、ほとんどの場合、耳掃除をしすぎることによっておこります。また、外耳は、鼓膜をつきあたりとした盲端の構造で、湿潤した環境にあるため、カビが繁殖することもあります。これらは、丁寧に掃除をして、炎症をおさえかゆみをとめることが重要です。外耳炎による炎症により耳漏となり、これが鼓膜を刺激して中耳炎の状態を引き起こすこともあり、外耳炎だからといって放っておいていいものではありません。

外耳炎の治療にあたって重要なのは、とにかく「耳掃除をし過ぎない」ことです。過剰な耳掃除は、耳介や外耳道に傷をつくり、外耳炎を悪化させる原因になるからです。原因が細菌なのか、真菌なのかで治療法が変わることもありますので、耳漏の細菌培養検査を行う場合もあります。

また、アトピー性皮膚炎をおもちの方に多いのですが、外耳・耳介に湿疹ができやすく乾燥してかゆみを伴う方がおられます。清潔にして、軟膏を塗布し、場合によってはかゆみをとめるために内服を行います。


● 耳垢(耳あか)

耳垢とは、空気中の埃、皮膚(下線とる)の落屑物、および外耳道(下線とる)の耳垢腺から出る分泌物(下線とる)などが混ざり合ったものです。耳垢のたまり方は、個人差の大きいところですが、外耳道の自浄作用により、通常、耳の外に自然に移動していくことが多いのです。したがって、自分で耳掃除をするときは、なるべく外側だけに止め、耳の奥は出来るだけ触らないようにしましょう。
 しかし、中には、耳垢が自分ではとりにくいべたべたしたものであったり、固く詰まってとれないこともあります。プールや海に入り、耳が聞こえなくなった場合、たまっていた耳垢がふやけて耳垢栓塞をおこしていることもあります。また、赤ちゃんの外耳道は、とても狭く耳垢をとりにくいこともあります。どうしても耳垢が気になる方や、粘性の耳垢の方、お子さんやお年寄りなど、耳垢が詰まりやすい方は、耳鼻咽喉科にご相談ください。

また、過去に耳の手術をされている方の中には、耳の構造が通常と変わってとても大きな耳垢となっていることがあります。これはご自分ではとれないものですので、耳鼻科医に取ってもらう方が安全です。


● 外耳道真珠腫

比較的高齢の方に多いもので、皮膚と一体化した耳垢のようなものです。耳垢でありながら、外耳道を破壊していきます。外耳道を破壊していますので、とることで痛みを感じます。顕微鏡などでよくみながら丁寧にとっていく必要があります。


3.めまい・耳鳴・難聴など神経の病気

めまいは、小脳・脳幹などの中枢、三半規管・耳石などの内耳、深部知覚、などさまざまな体平衡に関わっっているシステムのどこかに破綻がおきたときに起こる症状で、原因疾患にはさまざまなものがあります。
耳鼻咽喉科領域で扱うめまいで診断される中で頻度の高いものは、「良性発作性頭位性めまい」「メニエール病」だと思います。


● 良性発作性頭位めまい

人間は、目をつぶっていても自分の頭が地面に対してどのような位置でいるか、また動いたときにどのような動きをしたか、わかるようになっています。そこで重要な働きをするのが、三半規管と前庭です。良性発作性頭位めまいは、前庭器官に異常が生じたために、頭の位置の変化を過敏に感じてしまう結果起こる病気と考えられています。

前庭器官の耳石器の上には、炭酸カルシウムでできている耳石が多数のっていますが、この耳石が本来の位置から外れて、半規管のクプラに付着したり、半規管のリンパの中で浮遊し、それが頭を動かした際に動いて刺激となるのが原因であるという説が有力になっています。このため、頭を動かすとめまいがすることになります。一般的には、朝寝床の中で寝返りをしたらひどいめまいがしたが、なんとか起きて仕事をしていると次第によくなってきた、というケースになります。特徴としては、比較的短い時間(秒単位)でとまることが多く、また、起きたときと寝た時で、めまいの方向がかわることもあります。良性ではありますが、頭を動かすことによってめまいが生じ、それによって、嘔吐する方もいます。症状がひどいときには無理をする必要はありませんが、安静にして治す、というよりは、動くことによって原因となっている三半規管の中のいわばゴミをだすことでよくなることが多いです。


● メニエール病

目が回って、立っていられない。まわりの景色がぐるぐる回る(回転性めまい)などとともに、耳鳴や難聴、耳閉感などの症状があれば、メニエール病が疑われます。

メニエール病では、耳の奥の内耳の蝸牛と前庭で内リンパ水腫(内リンパの産生と、内リンパ嚢における吸収とのアンバランスによって生じる貯留)が起こることが原因であると考えられています。吐き気や嘔吐をともなうこともあります。蝸牛だけにおこれば、低音障害型感音難聴という病態になると考えられています。
年齢的には30~50歳代の働き盛りに多く、ストレスなど、精神的な要因がメニエール病の発症に深く関わっていると考えられています。診断としては、繰り返すめまい発作・難聴・耳鳴で、初めて難聴とめまいがあった時は、突発性難聴と診断されることもあります。現在では、ストレスの解消をはかること、また、体内に水分を貯留することは、病態を悪化させるので、塩分を控えめにし、体内の余分な水分の排泄をはかること、が推奨されます


● 耳鳴

耳鳴がどうして起こるのかは、今もってよくわからないのが実状です。耳鳴を訴える人の多くは、難聴など内耳障害を持っているのですが、聴力検査が正常でも耳鳴を言われる方もおります。聴覚系の異常が、外耳、中耳、内耳、聴神経、中枢神経のいずれの部位であっても耳鳴りを起こす可能性があります。また、過労やストレス、心因的な要素によっても耳鳴は強くなったり、弱くなったりします。

耳鳴はあくまでも自覚的な訴えであり、他覚的に耳鳴をとらえるのは難しいところです。耳鳴の検査には一般的な耳鼻咽喉科検査、聴力検査、X線検査、聴覚心理学を用いた客観的な耳鳴検査などがあり、こうした検査から耳鳴の原因になった病気やその性質を明らかにします。そのため、聴力を検査することは耳鳴の原因を知る第一歩となります。


● 突発性難聴

あるとき突然にどちらかの耳が聞こえなくなる病気です(通常片側)。突発性難聴の原因はまだわかっておらず、急激に発症する感音難聴のうち、原因不明のものを突発性難聴と呼んでいます。突然に耳が聞こえなくなると同時に、耳鳴りや耳がつまった感じ、めまいや吐き気を生じることもあります。突発性難聴は耳以外の神経症状(四肢の麻痺や意識障害など)が認められないものをいい、それらの症状があるときは、一刻も早く神経内科・脳外科を受診する必要があります。

突発性難聴は、発症前に精神的・肉体的疲労感やストレスを感じていることが多く、ストレスを解消することが肝心です。突発性難聴については、いろいろな治療法が検討されていますが、どのような治療法が最も有効なのかは完全にはわかっていません。現在も、さまざまな研究が行われており、一応の効果を認めているのが、ステロイド治療で内服と点滴があります。点滴では、プロスタグランジン製剤などの血管拡張剤を併用することが多いです。治療は発症後早期に開始することが重要とされていますが、文献によっては、発症後2週間までであれば、効果に大きな差はない、としているものもあり、一刻一秒を争うと考えるよりは、なるべく早くに耳鼻科を受診しよう、と考えて頂ければと思います。最近では、突発性難聴の原因がわからならないことと考えあわせ、突発性難聴は発症した時に、治癒の運命は決まっている、としている研究もあります。

ステロイドの使用は糖尿病を悪化させます。一般的には、糖尿病をもっていても、入院の上、インスリンで血糖をコントロールしながら治療を行うことが多いです。まれに、糖尿病をもち突発性難聴になった方で治療を行わなかった場合、また妊婦さんなどで治療を拒否された場合などでステロイド治療を行わずに経過をみたこともありましたが、それでも完全治癒することもあり、これからの研究や大規模なデータの集積が待たれる疾患です。


● 低音障害型感音難聴

年齢的に若年から中年などストレスにさらされやすい年代に多い病気で、耳の詰まった感じ、自分の声が響く感じなどで発症することが多いです。メニエール病と同じような病態が考えられており、これが、聞こえに関係する蝸牛にだけおこるとされています。

聴力検査を行うと、検査のできる範囲内での低音部で聴力低下をおこしていますが、患者さんは、聴力低下には気が付いておらず、詰まった感じだけを訴えることもあります。メニエール病と同様、ストレスを解消し、内服治療を行います。


● 音響外傷

爆発音やロックコンサートなど、強大な音を聞いた後、聴力低下が起こったり、耳鳴が始まるものです。突発性難聴と同様、ステロイド治療を行うことが多いです。


● 騒音性難聴

騒音下での職業など、長期間騒音に曝されているうちに、徐々に進行する難聴を騒音性難聴と言います。3,000ヘルツ以上の高音成分のほうが傷害を起こしやすいのですが、主に傷害を受けるのは内耳の有毛細胞(音を感じとる細胞)です。

同じような騒音環境にいても、騒音性難聴になるかどうかに関しては個人差が大きく、難聴になる人とならない人がいます。症状としては多くの場合、難聴に加えて耳鳴りを伴います。大きな音を聞くと音が割れてやかましく聴こえ、言葉の理解も悪くなります。

長期間の音響暴露で生じた騒音性難聴では、ダメージを受けた有毛細胞を元に戻すことは、現在の医療では出来ません。将来に向けて難聴の進行を避けるためには、遮音性の高い耳栓を使用する、長時間の音響暴露を避ける、ときどき耳を休ませる、規則正しい睡眠や適度な運動を心がける、などが大切です。また、定期的に聴力検査を受けて難聴が進行していないかどうかを確認することも必要です。


● 補聴器

聴力は一般に30歳代を境に衰え始め、特に高音域から低下していきます。
次第に母音は聞き取れるものの、子音が聞き取りづらくなってきます。補聴器を使う前に、日常の聞こえ方について改めて思い返し、まずはご自身の聴力の状態を正確に認識することが大切です。難聴者が補聴器を使う目的は、主に言葉を聞きとることにあります。「家族や友人との会話」「仕事でのコミュニケーション」「テレビや映画を楽しむ」など、生活のさまざまな場面における言葉の聞きとり状況を改善するために、補聴器は利用されます。

最近では、高度な難聴をそのままにしておくと、コミュニケーションがとりにくくなり、ひきこもりがちになり、認知症にもなりやすくなる、ということが言われています。長寿の時代、難聴の方の割合も増えてくると予想されますが、技術も進歩してきています。補聴器もどんどん進化していますので、難聴でお悩みの方はぜひご相談ください。


● 補聴器のいろいろな種類

補聴器と一言で言っても、いろいろな種類があります。見た目の形も違えば、価格によっても、搭載されている機能によっても違いが出て来ます。また、信号処理の方法によって、アナログ補聴器とデジタル補聴器に大きく分けることができますが、現在はほとんどがデジタル補聴器です。

補聴器にはいろいろな種類、タイプがありますが、それぞれの特徴をよく理解して、自分の聴力や聞こえの状態、形状や付け心地の好み、予算等に合わせて、最適な補聴器を選ぶようにしましょう。なお補聴器を装着しさえすれば、以前と全く同じような聞こえに戻れるというわけではありません。

しかし、今まで聞こえなかった音が聞こえるようになることで、生活の中でのさまざまな不便が軽減され、より快適に暮らせるようになります。補聴器は主に生活の場で使われますが、あくまでも医療機器です。当院では、補聴器相談医の資格をもった医師が対応させて頂きます。

クリニック概要

江戸川橋駅の耳鼻咽喉科なら

江戸川橋クリニック耳鼻咽喉科

耳鼻咽喉科・小児耳鼻咽喉科・アレルギー科

TEL. 03-3235-3387

〒112-0014 
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