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鼻腔は図12のように、副鼻腔という空洞を4つもちます。

図12


1.花粉症

花粉症はアレルギー性鼻炎の中で特に花粉に原因があるもので、原因となる花粉の飛ぶ時期によって季節性ともいわれます。現在の統計では、今や花粉症の人口は1,000万人以上に上り、もはや日本の“国民病”とも言われています。原因は食生活や住環境の変化により、アレルギー体質の人が増加していることや、大気汚染(ディーゼルエンジンの排気ガス)など、さまざまな要因が考えられていますが、基本的には戦後植林したスギ林の樹齢が30年を超えて花粉の量が著しく多くなっているのが大きな原因とみられています。アメリカでは、hay feverと呼ばれることもあり、反応が強い場合、熱発することもあります。


症状の程度に差はありますが、立て続けのくしゃみや鼻水、鼻づまり、目の痒み、目の充血などを引き起こします。スギやヒノキの花粉がよく知られていますが、これら以外にもアレルギーを引き起こす植物には、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギほか、たくさんの種類があります。


● 花粉症の治療法

花粉症をはじめとするアレルギー性鼻炎は、治療を始める前にアレルギーの原因を特定することで、症状を起こりにくくすることが出来ます。アレルギー検査では、問診や鼻鏡検査を行うとともに、血液検査によってアレルゲン(アレルギー症状を引き起こす原因となる物質)を特定することもあります。その上で、抗原回避(アレルゲンを近づけない環境整備)および薬物療法、また、鼻の粘膜をレーザーで処理し、反応をしにくくする療法を行います。


● 内服治療

花粉の飛散が開始する2週間前(症状の出る前)から飲み始めると、症状が出てから薬を飲み始めるのに比べて、症状が軽く済むことが多いというデータがあります。特に鼻汁、くしゃみが強いタイプの人には効果的です。


● 鼻スプレー

花粉症治療の効果が強く、副作用が少ないため、症状や鼻づまりが強い人には、内服薬に加えて局所スプレーを併用します。


● レーザー治療

慢性的な鼻づまりでお悩みの方には、アレルギーへの過剰反応を鈍らせることが可能なレーザー治療などもあります。当院では、CO2レーザーによる鼻粘膜焼灼をおこなっております。


● 舌下免疫療法

2014年10月から認可・施行されます。


2.アレルギー性鼻炎(通年制)

アレルゲン(アレルギー症状を引き起こす原因となる物質)を吸入することで、くしゃみや鼻水、鼻づまりなどの症状が出ます。鼻水がのどにまわることで、咽頭の違和感を訴えることもあります。


● アレルギー性鼻炎の原因と治療

原因は家のホコリやダニの糞・死骸です。ペットのフケやカビも原因となります(血液検査によって抗体を測定することで、何に対するアレルギーかを知ることが出来るケースがあります)。アレルギー性鼻炎の症状を軽くするには、とにかくダニの糞や死骸、家の埃、ペットのフケ、カビなどアレルギーの元にさらされる状態を出来るだけ避けることです。こうした策を講じた上で、抗アレルギー薬の飲み薬や鼻スプレーで症状を抑えていきます。

アレルギー性鼻炎がコントロールされていないと、鼻粘膜の腫脹により、副鼻腔の換気が不良になり慢性副鼻腔炎になることもあります。また、鼻ポリープを生じたり、粘膜の肥厚が高度で鼻奥に炎症が及ぶと、滲出性中耳炎を起こしやすくなったり二次的な病気を誘発することもります。鼻閉が強いといびきの原因になり、睡眠時無呼吸を生じることもあります。たかがアレルギーと思わずに、ご相談ください。


3.副鼻腔炎(蓄膿症)

鼻には、図12に示すように元来空気でみたされている骨に囲まれた空間(副鼻腔)があります。副鼻腔炎は、そこに炎症が起きて副鼻腔内の粘膜が腫脹し、膿を貯める病気です。


● 急性副鼻腔炎

風邪をひいたあとにおこることが多く、元来はウイルス感染である風邪に続いて細菌感染が副鼻腔にもたらされます。膿のような鼻汁が出ます。限られた空間に膿が貯留するため、頬や目の奥の痛み、頭痛、頭重感、発熱などをともなうことがあります。症状が進むと、極めて稀ながら、周囲の組織である眼窩や脳にまで進むことがあります。

上顎にひどい齲歯がある場合に、歯根部の炎症が上顎洞に進展し急性上顎洞炎をおこすことがあります。自分でも自覚できる腐ったようなにおいが特徴的です。最近では、インプラントの不具合による上顎洞の炎症が認められることもあります。原因歯は一本であることがほとんどで、片側だけから膿がでます。


同様に片側だけから膿が出る場合に、カビ(真菌)が原因であることがあります。この場合、内服だけでは症状の改善ができず、外科的な治療を必要とすることが多いです。急性副鼻腔炎が、治らずに慢性化した病状を慢性副鼻腔炎と言います。がんこな鼻づまり(鼻閉)を来たし、よく「蓄膿症」と称されます。


● 慢性副鼻腔炎

症状としては、鼻汁が絶えず出て来て、よく鼻をかむ、常に鼻がつまっていて、口で呼吸をしている、いびきをかく、匂いがわからない、頭痛がする、などがあります。治療には、鼻内の清掃、副鼻腔への交通をつけるための鼻処置、抗生剤の入ったネブライザー(吸入器)を使った処置を行い、抗生剤や去痰剤、抗アレルギー剤を内服します。比較的長期にマクロライド系の抗生剤の内服を行いますが、それでも治らない時は手術を行うこともあります。かつては副鼻腔炎の手術と言えば、口腔内から上顎へ至る部位の粘膜を切り、顔面骨を削る痛くて辛い手術という印象があったものですが、現在は痛みや出血の少ない内視鏡手術が主流で、しかもそのほとんどが全身麻酔下で行われます。術後の腫れも無く、治療成績も良好です。

最近、注目されているのが、好酸球性副鼻腔炎といわれる慢性副鼻腔炎です。採血結果で、末梢血の好酸球が6%以上と高い値を示し、喘息を患っていることが多いので、全身疾患の鼻症状と考えられる状態です。通常の慢性副鼻腔炎では、マクロライド系の抗生剤の長期投与が効くことが多いのですが、好酸球性副鼻腔炎では効果を奏しません。重症の場合、手術後、鼻洗浄・ステロイドの内服などを行い、症状のコントロールを行うことがよいとされています。


4.鼻血

医学的には鼻出血と呼称されます。子どもの鼻出血は日常よく見られますが、その原因としては、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、鼻風邪などがあります。これらの病気のために鼻の粘膜が傷つきやすくなり出血したり、鼻水や鼻の痒みのため鼻をよく触って、粘膜を傷つけ出血することになるのです。成人では、高血圧や肝硬変、腎不全など、全身性疾患のために出血しやすくなっているケースもあります。

鼻のがんや白血病などの血液の病気で鼻血が出る場合もありますが、そうした可能性はけっして高くはなく、鼻血がでたことで、脳出血を心配される方もありますが、その可能性はほとんどないと言っていいと思います。

鼻出血の大半は、キーゼルバッハ部位という場所からのものです。キーゼルバッハ部位は、鼻に指を少し入れたときに指先が内側(鼻中隔:びちゅうかく)に触れる部位です。たくさんの毛細血管が網の目のように走っているので、ちょっと傷がつくだけで出血してしまうのです。この出血を止めるには、親指と人差し指で小鼻をつまんで圧迫するのが簡単かつ効果的です。鼻血が命にかかわるようなことは滅多にありませんが、出血がなかなか止まらなかったり、それが大量だったりした場合、また鼻血を頻繁に繰り返すようなら、耳鼻咽喉科を受診してください。あまり出血が止まらない場合には、電気的に凝固して止血をすることもあります。


5.鼻中隔彎曲症

鼻中隔(びちゅうかく)が強く曲がっているために、いつも鼻がつまって口呼吸やいびき、匂いがわからない、などの症状がある場合を鼻中隔彎曲症と言います。鼻閉塞により、頭痛、肩こり、注意力の減退などの症状が出ることもあります。アレルギー性鼻炎や慢性副鼻腔炎(蓄膿症)があると、その症状はさらに強くなりますし、また、逆に、空気の通りにくい構造なので、炎症症状が長引くことになります。

鼻中隔は軟骨の板と、骨の板とで出来ています。顔の発育とともに鼻も発育しますが、骨の板より軟骨の板のほうが、発育が盛んなので、その差のために彎曲が起こって来たり、打撲等の外傷によって生じることもあります。この発育は思春期まであるといわれています。ほとんどの人に程度の差はあれ、鼻中隔湾曲はありますが、鼻の症状がほとんど無い場合には、病気とは言わないことが多いです。鼻づまりなどの症状がひどい場合は、鼻中隔矯正手術を行うこともあります。鼻中隔矯正手術では、曲がっている鼻中隔の軟骨・骨を取り除き、まっすぐに矯正します。手術は鼻の発達が完了する17~18歳以降に行うのが好ましいとされます。


6.嗅覚障害

匂いは鼻腔から空気にのったにおい分子が上鼻道にある嗅上皮に達しその分子の受容器に結合し、嗅神経を刺激して大脳に伝わります。この経路のどこかに障害が起これば、人は匂いを感じなくなります。

嗅覚障害は原因によって、呼吸性、嗅粘膜性、混合性、中枢性の4つに分類出来ます。呼吸性は、においの分子が嗅粘膜というセンサーまで届かない状態で、鼻づまりやアレルギー性鼻炎、副鼻腔炎などが解消されれば、比較的速やかに嗅覚は戻ります。吸粘膜性は風邪ウイルスなどによって嗅粘膜、つまり匂いのセンサー自体に障害が生じている状態です。薬物で治療しますが、回復しないケースも見られます。混合性は呼吸性と嗅粘膜性が同時に起こった場合です。中枢性は頭部外傷などによる神経損傷が原因で、現在のところ有効な治療法は見つかっていません。どのような原因であっても、そのまま放置しておくと回復が困難になりますので、早めの耳鼻咽喉科への受診をお勧めします。

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