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1, 急性咽頭炎

一般的なのど風邪の状態を総称しています。RSウイルスなどの風邪ウイルスで咽頭が全体的に赤かったり、咽頭側索といわれるリンパ性の組織が炎症を起こしている状態と考えてよいと思います。喫煙の習慣のある方は、咽頭に発赤を認めることが多く、すでに慢性炎症をもっている状態ともいえます。鼻閉があり、口を開けた状態で寝ていて乾燥から咽頭の炎症を引き起こすこともあります。


2, 扁桃炎(扁桃腺炎)

扁桃炎とは口蓋垂(こうがいすい:のどちんこ)の左右にある口蓋扁桃が、ウイルスや細菌によって急性の炎症を起こす病気です。健康な人でも、扁桃にはもともと、いろいろな細菌が潜んでいます。風邪ウイルスの感染や疲労がきっかけとなり、新しい細菌に感染したり、いつもはおとなしい細菌が活性化され急性扁桃炎をおこします。高熱や寒気、頭痛、全身の倦怠感などと強い咽頭痛が現れます。扁桃が赤く腫れていたり、場合によっては、膿汁が出ているのが観察されます。細菌検査を行うと、溶連菌感染を認める場合もあります。細菌性の扁桃炎の場合には、抗生剤の投与が一般的な治療で、症状を和らげるために解熱薬や消炎鎮痛薬、うがい薬などを処方します。
 10代後半から20代にかけて、友達と旅行にでかけたり寮生活をしたなど共同生活などにより発症することがある、ウイルス性の扁桃炎もあります。伝染性単核球症といいEBウイルスが原因となります。扁桃に白苔をつけ、頸部のリンパ節がごろごろと触れます。場合によっては、肝機能が悪化し、だるさが続くこともあり、入院治療となることもあります。採血で診断されます。

扁桃炎を頻繁に繰り返すケースがあります。これを反復性(習慣性)扁桃炎と言いますが、1年に4~5回以上も起こすようなら、全身に及ぼす影響が大きく、社会的にも損失が大きいので、扁桃摘出術をお勧めしています。最近では、IgA腎症と言われる腎臓疾患では、扁桃摘出を行い、ステロイドの大量投与を行うと腎症の進行が止められることがわかってきました。こうした扁桃が関連した全身疾患を扁桃病巣感染症といい、他に手や足に膿疱ができて、ぼろぼろむけるといった症状がでる掌蹠膿疱症などがあります。耳鼻咽喉科や皮膚科にてご相談ください。


3, 頸部疾患

耳の周りが腫脹すれば、耳下腺、顎の下が腫脹すれば、顎下腺、前頸部の上方であれば、正中頸嚢胞、のど仏の下であれば、甲状腺などの病気が考えられます。また、口腔内・咽喉頭など耳鼻科領域の炎症や腫瘍があると、頸部のリンパ節が腫れることがあります。

耳下腺、顎下腺は、ウイルス感染であるおたふくかぜでも腫脹しますが、唾石といわれる慢性炎症状態でも腫脹します。腫脹部位と触診である程度の疾患の判別はできることが多いので、ご相談ください。


● 甲状腺疾患

甲状腺は、いわゆる「のどぼとけ」(甲状腺軟骨先端)のすぐ下にある、重さ10~20g程度の小さな臓器で、全身の新陳代謝や成長の促進にかかわるホルモン(甲状腺ホルモン)を分泌しています。蝶が羽根を広げたような形をしていて、右葉と左葉からなり、気管を取り囲むように位置しています。甲状腺の病気は女性に多く見られる病気です。

ある調査では、健康と思われる40歳以上の成人女性を対象とした健診において、20%~30%程度の高い頻度で何らかの甲状腺疾患が見つかったという報告があります。もちろん男性も甲状腺の病気になり得るのですが、圧倒的に女性のほうが多く、女性の病気と言っても過言ではないでしょう。

甲状腺ホルモンが過剰に出れば、動悸がしたり、食べても食べてもやせていったり、など代謝が異常亢進の状態となります。甲状腺ホルモンが低下すれば、意欲が低下したり、皮膚がかさかさしたりすることもあります。風邪のような症状のあと、頸部の前面に痛みをもって腫れることもあり、甲状腺が炎症をおこすこともあります。いずれにしても、頸部の前面のど仏下付近に腫れがあったり、痛みがあったりしたら、一度内科や耳鼻科をご受診ください。


4, のどの異常感・声の異常

のどの使い過ぎによる一時的な異常感や声のかすれは心配無いのですが、そうした状態が長く続く場合や、徐々に進行する場合、また反復して起こる場合などは、原因を特定するために、耳鼻咽喉科医にご相談ください。
声帯ポリープや悪性腫瘍、逆流性食道炎、ぜんそく、アレルギーが関連している場合もあります。神経の変性疾患や肺の腫瘍・胸部大動脈瘤などで、のどの感覚異常・運動障害が生じていることもあります。原因はさまざまであり、場合によっては症状が重い病気のサインになることがあります。


5, 口腔乾燥症(口の乾き)

口腔乾燥症とは、唾液の分泌が低下して、口が異常に乾いた状態のことを言い、“ドライマウス”とも呼ばれます。広い意味での口腔乾燥症は、唾液分泌の低下だけでなく、口が乾いていると自覚する症状のすべてを指すことになります。

軽度では主に口の中のネバネバ感、ヒリヒリ感が生じ、虫歯が増え、歯垢を増加させ、口臭も強くなります。重度になると、唾液分泌量が低下し、口腔内の乾きが進行し、強い口臭、舌表面のひび割れ、痛みによる摂食障害、会話しづらいなどの障害も現れます。平均的な唾液の分泌量は、一日あたり約1~1.5リットルで、口の中の唾液腺の開口部から湧き出し、口の中の食べかすを消化器官へと洗い流してくれます。また唾液には抗菌作用があり、口の雑菌の繁殖を防いでいます。そのため、唾液が不足して口が乾くと、う蝕や歯周病にかかりやすくなり、また口臭の原因にもなってしまうのです。

唾液が減少する原因としては、薬の副作用(抗うつ薬、鎮痛薬、抗パーキンソン薬、降圧薬などの多くの薬物の副作用として唾液分泌の低下があります)、糖尿病、シェーグレン症候群 (唾液腺、涙腺などの外分泌腺が萎縮し、口と目が乾燥する自己免疫疾患)、年齢的なもの(年齢とともに口や顎の筋力に低下や萎縮が起こり、唾液の分泌量が低下します)、ストレス(ストレスがかかったり、緊張したりすると交感神経が刺激され、唾液の分泌が抑制されます)、口呼吸(鼻炎などの鼻疾患や癖などにより口で呼吸をすれば、唾液は蒸発してしまい、口が乾きます)などがあります。

糖尿病など重大な病気がないことを確認したうえで、生活指導や対症療法を行います。人口唾液、保湿性薬剤、保湿ジェル、夜間の乾燥を防ぐ保湿用マウスピース、夜間義歯などを症状に応じて使用します。積極的に水分を補給するように心がけるのも、有効な方法です。


6, 睡眠時無呼吸症候群

睡眠時に呼吸停止、または低呼吸になる病気のことです。「いびきがうるさい」「日中の眠気がある」「朝起きると体が重い」のいずれかがあれば、睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)が疑われます。睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が止まり、十分な睡眠が得られないことによって日中の眠気を催します。倦怠感、起床時の頭痛、夜中に何回もトイレに行く、などの症状が出ることがあります。きちんと治療しないと、居眠り運転で交通事故を起こしたり、循環器の病気や脳卒中などを招く確率が上がり放置するのは危険です。治療の主流は、CPAP療法です。CPAP療法(Continuous Positive Airway Pressure=経鼻的持続陽圧呼吸療法、通称シーパップ)は、鼻に装着したマスクから圧力を加えた空気を送り込むことによって、ある一定の圧力を気道にかけ、気道の閉塞を取り除く治療法です。中等症から重症の患者さんにとても有効です。

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